THE BACK/Saori

開催期間:2023年3月6日~3月31日

HELSINGFORS BY NIGHT/石黒唯嗣写真展

開催期間:2023年1月13日~2月18日

からだがよろこぶ世界の郷土料理・インド編

開催期間:2022年10月14日~12月24日

クロスモーダル唯物論/茶柱探検隊寄稿者展

開催期間:2022年9月5日~10月1日

アフガニスタン45年前の旅/長見有方写真展

開催期間:2022年7月25日~8月27日

BEYOND BORDERS/Adelaide Pretato建築写真展

開催期間:2022年6月13日~7月18日

実はあなたもすでに茶柱展/茶柱探検隊40号記念展

開催期間:2022年4月19日~4月23日

ケンチクをわらえ/CHICKENHOUSE 倶楽部が描く建築戯画

開催期間:2022年3月18日~4月16日

日本画四人展 はじめまして

開催期間:2022年2月16日~3月12日

BUDAPEST BY NIGHT/石黒唯嗣写真展

開催期間:2022年1月7日~2月12日

HABANA/多様性の贈り物 Mia.MP Photo Exhibition

開催期間:2021年12月6日~12月25日

Mia. MP(Maydoll Morales Perez)は、キューバのハバナ出身のライター兼写真家です。また、インスタグラマーとしても有名です。現在はマイアミの公立学校で教師として働くかたわら、欧米の雑誌に寄稿し続けています。この展覧会では、彼女の生まれ故郷であるハバナの明るい現地の人たちの過ごす日常を切り取った写真を展示しました。

Between absence and presence/アン・ソフィー・ル・ペヌーフィの心象風景

開催期間:2021年11月8日~11月27日

アン・ソフィー・ル・ペノーフィは、フランス在住のアーティストで、幻想的な絵画・写真を発表し続けています。彼女による本邦初の写真展を開催しました。

The Firm Beliefs in Change/変革パリを求めてパリで叫ぶ

開催期間:2021年10月1日~10月30日

ニキータ・フェドロフはモロッコ出身パリ在住の写真ジャーナリストです。常に民衆に寄り添い、街に取材した写真は人々の「声」を写し撮ります。この写真展では、パリで女性差別・ジェンダーマイノリティ差別などに抗議して叫ぶパリの人々を姿が展示されました。

看虚感真/茶柱探検隊寄稿者展

2021年8月30日~9月25日

「茶柱探検隊」とは、Gallery TENの友人のWADEが発行するその道の凄腕のプロたちが集うミニコミ誌。本展覧会は、このミニコミに寄稿するプロたちが作品を持ち寄って開催されま、4回目となりました。例年どおり会場は、写真家、画家、人形作家など、それぞれの個性が炸裂したカオスとなりました。

国旗弁当&せかいのりょうり展

開催期間:2021年7月7日~8月25日

世界の郷土料理研究家・青木ゆり子氏による国旗弁当の展覧会。「日本に日の丸弁当があるなら、世界の国旗をモティーフにした弁当があってもいいじゃないか」という素朴な発想からはじまった青木氏のチャレンジは、世界220の国と地域の「旗」のお弁当を作り出しました。レシピの工夫と、国旗弁当の写真を展示しました。

My Shoots on My Day/世界の写真家が見た美しい瞬間

開催期間:2021年4月19日~6月26日

2019年にはじまった新型コロナのパンデミックは、2020年には世界に広がりました。萎縮してさまざまな制約を受けた世界中の人々に、少しでも明るい未来を描いてもらおうと企画されたのがこの展覧会です。世界9カ国18人の写真家によって撮影された「美しき瞬間」を一堂に会して展示しました。会期中には、プロモーションビデオも制作されて小田麻弓作曲の「才華爛発」が日本のフルート&ピアノのデュオユニット「MACACANDY」による演奏を加えて構成され、発表されました。

SUOMI, AALTO/石黒唯嗣写真展

開催期間:2021年1月12日~2月13日

毎年恒例となった石黒唯嗣氏による写真展は、ここではフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトに焦点を当てて開催されました。フィンランドに取材した石黒氏によるフィンランドの巨匠アアルトの建築が、ギャラリーに広がりました。

AAR/Save with Artポスターデザイン作品展

開催期間:2020年12月1日~12月26日

特定非営利活動法人「難民を助ける会」によって開催された、新型コロナウイルスの啓発ポスターコンテストには、日本国内の老若男女のほか、パレスチナやヨーロッパからも応募がありました。その応募作品すべてを展示紹介し、入選者の授賞式も開催しました。

光影留痕/Elle Lin写真展

開催期間:2020年10月12日~11月23日

Elle Lin氏は、香港を拠点にする写真家です。主に中国、そして東南アジアの人々を取材した素晴らしい写真を紹介しました。

融通無碍/茶柱探検隊寄稿者展

開催期間:2020年9月7日~10月3日

ミニコミ誌「茶柱探検隊」の寄稿者展も今年で3回目となりました。会場は、写真家、画家、人形作家など、それぞれの個性が炸裂したカオスとなりました。

世界の郷土料理展/300カ国・地域の食から知る美しき多様性

開催期間:2020年7月10日~8月8日(8月31日まで延長)

世界の郷土料理研究家・青木ゆり子氏による写真展。会場には、世界中のそれぞれ特徴のある郷土料理の写真が展示され、試食会なども開催されました。また、動画の撮影も実施しました。

AT THE SITE/宮﨑豊写真展

開催期間:2020年4月6日~30日

建築家の宮﨑豊氏による建築現場の写真展でした。いずれの写真も、アートとしてデフォルメされていました。

旅する写真展vol.12

開催期間:2020年3月6日~28日

写真家の北田英治さんが講師となる「夏目坂写真塾」のグループ展「旅する写真展」です。GalleryTENでは2回目の開催となりました。会場では、北田英治さんによる講評会なども開催されました。

キリクチ2020

開催期間:2020年2月21日~2月29日

5回目の首都大学東京ビジュアルコミュニケーション展です。このたびも、学生諸氏の極めて新鮮なアイデアが多数展示されました。

 
LISBOA BY NIGHT/石黒唯嗣写真展

開催期間:2020年1月9日~2月11日

この年の石黒唯嗣写真展は、ポルトガルのリスボンの夜がテーマとなりました。坂の街で有名ですが、地震による津波の大きな被害を受けた街でもあります。ヨーロッパ大陸の西端を石黒氏が鋭く写し取りました。

森のかなたルーマニア/食を通して知るバルカンの国

開催期間:2019年12月10日~12月24日

バルカン半島の国・ルーマニアは、深い森の国です。主にクリスマスのルーマニア料理を通して、文化・民俗を紹介しました。会期中はギャラリートークやルーマニア料理を食べながらの懇親会、さらにルーマニアで発展した楽器・パンフルートの演奏会なども開催されました。

中川知絵子個展/Light・あなたを包むやさしい光

開催期間:2019年11月5日~11月30日

色彩美術家の中川知絵子氏は、小田原を拠点に活動を続けています。この展覧会では、その作品を紹介するとともに、ライブペイントやワークショップを通じて美しい光に包まれた中川知絵子氏の世界を紹介しました。通常の個展というよりも、中川氏のアトリエがGallery TENに持ち込まれたイメージでの展覧会となりました。

写真展・鼓絆塾/和太鼓の響き

開催期間:2019年10月11日~10月31日

長野県諏訪市とその周辺地域に古来から伝わる和太鼓に「御諏訪太鼓」があります。諏訪神社への奉納を中心に、五穀豊穣などの民衆の願いを込めて打たれた伝統的な民俗芸です。武田信玄は、陣太鼓として御諏訪太鼓を採用し、味方を鼓舞し、敵を威圧しました。「鼓絆塾」は御諏訪太鼓宗家・小口大八に師事した愛弟子・西野惠を塾頭として、国内はもとよりニューヨーク、ブダペスト、サンマリノなど、海外にも演奏活動を広げている和太鼓組です。この写真展では、諏訪太鼓の迫力ある演奏を再現しました。

不易流行/茶柱探検隊寄稿者展

開催期間:2019年9月9日~10月5日

「茶柱探検隊」とは、Gallery TENの友人のWADEが発行するその道の凄腕のプロたちが集うミニコミ誌。本展覧会は、このミニコミに寄稿するプロたちが作品を持ち寄って開催されました。今年で2回目となりました。会場は、写真家、画家、人形作家など、それぞれの個性が炸裂したカオスとなりました。

てんの5年/44の主張

開催期間:2019年7月22日~8月16日

Gallery TENの開設5周年を記念して、これまで開催された44の展示のポスターとフライヤーを一同に集めて展示しました。

森で林で見たものは・・・/与儀達二

開催期間:2019年6月7日~7月6日

商業写真家の与儀達二氏によるスナップショットの写真展。街の公園や裏通りにある樹木の形を、しっとりとした写真にまとめていました。

美しきセルビア/食を通して知るバルカンの国

開催期間:2019年4月26日~5月18日

バルカン半島の国・セルビアは親日国の一つでもあります。大使館の協力を得て、セルビアの色を中心とした文化の紹介を行いました。会期中に、セルビア大使館の大使秘書・ティアナさんによる、イースターを中心とした食のトークイベントを開催し、イベント終了後はセルビア料理とワインを口にしながら懇親会も開催されました。

Fab展/388のプロジェクトを通してみる古谷誠章研究室

開催期間:2019年3月16日~4月20日

早稲田大学建築学科・古谷誠章研究室の388にのぼる数々の研究・計画などを一同に集めて、きわめてシステマティックに表現した展示を開催しました。研究室のOB・OGトーク、助手を務めた方々のトークイベント:助手サミットを始め、多くのイベントも会期中に開催して、古谷研究室の卒業生はもちろん、たくさんの方々にお出かけいただきました。

神楽坂建築塾

開催期間:2019年3月1日~3月9日

神楽坂建築塾は1999年に鈴木喜一、平敬一らによって創設された原題の寺子屋です。建築関係者だけではなく、職種を問わず、町や住まい、建築に興味を持つ幅広い層が受講する講座です。第20期の活動点として塾生たちの卒業制作が展示されました。

キリクチ2019

開催期間:2019年2月20日~2月27日

4回目の首都大学東京ビジュアルコミュニケーション展です。このたびも、学生諸氏の極めて新鮮なアイデアが多数展示されました。

BEOGRAD BY NIGHT/石黒唯嗣写真展

開催期間:2019年1月12日~2月9日

当ギャラリーでは5回目の開催となった石黒唯嗣氏の写真展です。このたびは、セルビア共和国の首都・ベオグラードのが題材です。ヨーロッパの親日国の首都のクールな表情を写し取りました。

か木くけ子どもの家/象設計集団

開催期間:2018年11月26日~12月22日

象設計集団は、1970年代の初めに、吉阪隆正・早稲田大学教授の門下生が中心になって設立された設計事務所です。今帰仁村中央公民館や名護市庁舎など、数々の名作を手がけてきた象設計集団が、ここ数年の間に設計した、11の木造の幼稚園・保育園のコンセプトや、設計方法を、模型や図面・写真などで解説しました。会期中には、ギャラリートークも開催されました。

そと猫ハチの優雅な生活/今井安貴夫写真展

開催期間:2018年11月2日~17日

今井安喜雄氏は、夏目坂写真塾の塾生です。数年間にわたって、上野の講演に棲みついた猫を追いかけた写真を出版しています。この展覧会では、その猫・ハチの半生を、愛人ならぬ愛猫・チャコやライバル猫・フウタとの絡みも含めて、数々の写真でドキュメンタリー風に展示しました。

旅する写真展

開催期間:2018年10月12日~27日

写真家の北田英治さんが講師となって「夏目坂写真塾」のグループ展の、GalleryTENでの最初の展覧会が開催されました。会場では、北田英治さんによる講評会なども開催されました。

すみれこ.てん/絵と詩と物の展覧会

開催期間:2018年9月10日~10月6日

「すみれこ」さんは、早稲田大学建築学科で建築学を学ぶ現役の学生ですが、同時に極めてクールで個性的な作品を発信し続ける女性アーティストでもあります。そのすみれこが、これまでに発表してきた作品を中心に、新作も交えて開催した個展でした。会場では、すみれこさんによる詩の朗読会も開催されました。

無為無償/茶柱探検隊グループ展

開催期間:2018年8月6日~8月25日

「茶柱探検隊」とは、Gallery TENの友人のWADEが発行するその道の凄腕のプロたちが集うミニコミ誌。本展覧会は、このミニコミに寄稿するプロたちが作品を持ち寄って開催されました。曰く「商業媒体に背を向けて、プロ作家の本性を天衣無縫に集結させる茶柱探検隊的発想の展覧会です」。会場は、写真家、画家、人形作家など、それぞれの個性が炸裂したカオスとなりました。

手の記憶/遠藤勝勧・建築実測スケッチ展

開催期間:2018年7月10日~7月31日

菊竹清訓建築設計事務所の創生期に入社し、長年その建築設計を支えた遠藤勝勧氏は、菊竹清訓氏からまず初めに建築を実測してスケッチすることを指導された。建物のスケール感を体感し、それを身につけるためでした。この展覧会では、1960年代に渡米した際に各地の名建築の実測スケッチを中心に、その原画を展示しました。来場者は600名を超え、新旧の建築学会会長など、著名な建築家も数多く来廊されました。また、学生など、若い来場者も目立った展覧会でした。ブックレットは在庫切れとなり、急遽増刷いたしました。

プラネタリウムの向こう側/無活用空間のリノベーション

開催期間:2018年5月26日~6月30日

箱物行政によって生み出され、用途がなく広がった空間に対して建築家のアイデアでリノベーションを行うという計画案を展示しました。この展覧会では、初めて映像展示を実施しました。

Dialogue/早稲田大学早稲田大学建築学科設計演習D・E展

開催期間:2018年5月5日~19日

この展覧会では早稲田大学建築学科の授業・設計演習の成果が展示されました。学生たちの刺激的なアイデアが展示に表現されました。また、この展覧会は、新橋駅前ビル1号館全体を巻き込んで開催されました。1階や地階からギャラリーまでの廊下に、赤い帯を連ね、アプローチを表現したほか、「出張展示」として、地階で一部作品を展示して、ビル来館者とコミュニケーションを図りました。講評会には古谷誠章教授、藤井由理教授をはじめ講師の各氏が来廊して、熱気のあるものとなりました。

街・人・建築/SNAPPING AWAY in PARIS

開催期間:2018年4月2日~27日

パリの日常を撮影したスナップ写真の展示会は、「コルビュジエ断章」という、コルビュジエの作品数点の展示を加えて、開催されました。

KIRIKUCHI/首都大学東京ビジュアルコミュニケーション展

開催期間:2018年2月19日~2月27日

今年で3回目となる首都大学東京ビジュアルコミュニケーション展です。このたびも、学生諸氏の極めて新鮮なアイデアが多数展示されました。

FLY ME TO BUCHAREST/石黒唯嗣写真展

開催期間:2018年1月13日~2月10日

当ギャラリーでは4回目の開催となった石黒唯嗣氏の写真展です。このたびは、ルーマニアの首都・ブカレスト。これまでは「~ by night」として夜の都市にこだわってきましたが、ブカレストでは日中も加えて、たくましく生きる都市と、そこに住む人々についての写真が展示されました。

SYRIA 1994

開催期間:2017年11月18日~12月16日

1994年。まだ平和だった当時、この地を旅した有志の写真を展示しました。

パターの歴史

開催期間:2017年10月30日~11月10日

パターの歴代の名器を展示。会場には臨時にグリーンを設営して、実際に試打していただきました。往年のプロの愛用品も展示しました。

増田一眞が挑む/木組みの大空間

開催期間:2017年9月9日~10月21日

木材による大空間は、決して不可能ではありません。日本の伝統的な工法を応用することで十分可能なのです。建築構造家・増田一眞は、数々の現場で木造の体育館など、木組みの大空間の建設にチャレンジしてきました。この展示では、その経緯と、工夫の数々を展示しました。3回にわたり講演会も実施して、数多くの方が来場くださいました。

Takiguchi

開催期間:2017年8月5日~8月26日

Takiguchiとは、2010年に瀧将仁氏と溝口昇氏で結成されたアートユニットです。人物・記号・文字あるいは記憶の断片といったモチーフを、平面上で再構成することによってAIから格差社会、愛や生と死など幅広い問題を、シニカルでポップなイメージとして表出させることを試みています。この展覧会では、このユニットの作品を一堂に並べて紹介しました。

全日本学生建築コンペコンソーシアム 住宅設計コンペの10年

開催期間:2017年6月5日~7月15日

2007年から10年間開催され続けた全日本学生建築コンソーシアムが開催した住宅設計コンペでは、机上のプランではなく、実際に建設することのできる案が要求された。この課題に、学生たちがどのように考え、計画案を作成したのか、優秀案を展示して、その経緯をたどりました。

よみがえる古代エジプト・太陽の船

開催期間:2017年4月15日~5月27日

古代エジプトの王・ファラオが乗船したとされる木造の船「太陽の船」は、その運航自体が、太陽神崇拝とあいまって儀式的な意味合いを持っていました。この展示では、クフ王のピラミッドのすぐそばから発掘された太陽の船の発掘についての経緯を、模型と写真展示で解説しました。

「CHALLENGES IN FLOODING/水害という課題」展

開催期間:2017年3月18日~3月25日

「CHALLENGES IN FLOODING/水害という課題」展は、洪水などの水害に対して、ランドスケープデザインがどのような貢献ができるかという、日本とオランダのデルフト工科大学の学生たちのワークショップの成果の展覧会でした。オープニング当日には、SkypeでGallery TENとオランダを結び、双方で成果発表を行って、質疑応答を行うという、実験的なイベントも開催いたしました。また、クロージングイベントでは、この展覧会のコーディネーターの一人である大野暁彦氏(名古屋市立大学)の講演も行われました。

キリクチ 首都大学東京・菊竹雪研究室 ヴィジュアル・コミュニケーション作品展2016

開催期間:2017年2月11日~18日

首都大学東京・菊竹雪研究室の卒業・修了作品展が、今年も開催されました。オープニングの当日は、公開講評会を行い、若い学生諸氏の熱気あふれる作品発表が行われました。

MARSEILLE BY NIGHT/石黒唯嗣写真展

開催期間:2017年1月10日~2月4日

石黒唯嗣氏の今年の個展は、「~ By Night」シリーズはこの回ではフランスのマルセイユが題材となりました。地中海でも最古の部類に属する街について、石黒氏の鋭い写真が展示されました。

エッジを歩く/東チベット高原紀行 北田英治写真展

開催期間:2016年11月5日~12月24日

現在、東チベット文化圏(中国四川省の西)で遊牧民のための学校をつくる計画に参加している。
今回の目的地、曲登郷に最も近い町、理塘に四泊し、東チベットの暮らしにふれた。
理塘での民宿「五世嘉木祥故居」は、チベット式建築で、宿泊客用の部屋には大きく寅、険しい山岳地帯、ポタラ宮が描かれ、住まいは鮮やかな朱で塗られ、極彩色でいろどられる。
理塘寺では、早朝の光を浴びながら手にマニ車を持った人たちで賑わう。
四方をなだらかな山に囲まれ、北東側の裾野に街はつくられ、南側は平野になっている。広い空の下、遊牧民の生活圏がひろがる。
黒いヤクの毛で織った布を何本ものロープで張ったテントでの生活。中には土のカマド。ヤクのフンを干した燃料が積まれ、一番奥には仏壇が置かれている。
黒いテントが点在する彼方に、小さな集落のようにたくさんの白いテントが並ぶ。大型のテントでは人々の読経の声が響く。翌日行くと、いくつもあったテントはすっかり姿を消していた。
今年も何度かチベット文化圏へのたびを行う予定だが、現実の風景も夢。ありのままを写真に焼き付けたいと思う。(ブックレットのト書きより)

奏 記憶の空間/吉田紀子展
開催期間:2016年9月3日~10月22日
 
絵画を本格的に始めてから4年になります。
それまでは旅行の先々で2~3枚のスケッチをする程度でした。世界の名建築をずいぶん見て回りました。同じところに3回訪れたこともあります。建築はその時々でいろいろな表情を見せます。例えば、光、影、風、空気によって、あるいは季節や天候によっても。また、周囲の環境やその時の使われ方によっても違って見えます。
これらのことがその時でしか味わえない印象を私に与え、脳裏に焼きつけてくれるのです。
今回の作品は、重荷今まで見てきた建築のイメージを半抽象絵画に表現したものです。その場の空気感のようなものを大切に制作しております。
抽象化という行為は、私がその建築から何を得て何に感動したか内面からわき上がるものをより鮮明に表すことだと思っています。そして、大事なことは絵画が作品として自立していかなければなりません。観る人の目に訴えて、何か心に引っかかるものを残せたら、こんなに嬉しいことはありません。皆様方にご高覧いただき、絵から発信されているものをどのように解釈されるか、ご意見いただけたら幸いです。(ブックレットのト書きより)
手作りロボット「かんなちゃん」展

開催期間:2016年7月23日~8月13日

東京都市大学小池研究室で誕生したソーシャルロボット「マグボット」から派生したファブボット「かんなちゃん」。2014年夏、マグボットのワークショップに参加したファブラボ関内有志によりスタートしたファブボットのプロジェクトは、同年11月のMaker Fair Tokyo 2014で「かんなちゃん」をリリースしました。その後も継続して各地でワークショップを開催し、いまもその活動の幅を広げています。Gallery TENでの展覧会では、ファブボット「かんなちゃん」が誕生した背景、ファブボットを介して検証されている新しいテクノロジーとの関わりが紹介されました。会期中は、何度かワークショップも開催され、子どもから大人まで、それぞれオリジナルの「かんなちゃん」を製作しました。

都市 走る 空間/座二郎原画展

開催期間:2016年5月28日~7月9日

通勤電車の中で漫画や絵本を描いています。ストーリーも電車の中で考えるので、どうしても電車の中の話が多くなってきます。電車や首都高に乗って東京を移動するのってわくわくしますよね。私たちは電車に乗ったり、車に乗ったり、あるいは歩いたりしながら都市を空間として認識しています。乗り物に乗っていると私のほうが走っているのか、もしかしたら都市のほうが走っているのか、どっちでもいい気がしてきます。そんなわけで最近刊行された私の絵本『おおきなでんしゃ』では、電車の中に街がひろがるお話になってしまいました。今回の原画展では「都市・走る・空間」というタイトルで、絵本や漫画の原画を展示します。このステキな東京の断面を感じていただければ幸いです。(座二郎)

建築の手ざわり 中野彰三建築展

開催期間:2016年3月12日~5月14日

建築図面を手描きするようになってから三十数年たった今もなお、まだ手で描き続けている。
何もない白地のトレーシングペーパーに一つの線を引く瞬間は、いまだに少し緊張感があるのは不思議である。新しいツールを使いこなせないことも理由の一つではあるが、考えたことを即座に思いのまま形にしていけるこの手法は、おそらく死ぬまで続けることになるのだろうと覚悟している。
間違えれば消す羽目になり、時間がかかればかかるほど図面自体が汚れていく。特に平面図などは、繰り返し貼ってはがすことになり、どんどん痛みが激しくなる。ただ、そういった図面には思考の痕跡や時間の重さなどが染み込んで、愛おしいことこの上ないのである。消された線にも何らかの意味が残っていて、また復活の機会をうかがっているような雰囲気を醸し出していることさえある。
そういったものを感じながら、でき上がった建物にも設計時の手の跡の残る、手ざわりのいい建築を創り出したいと日々格闘しているわけである。(フライヤーに記載された解題より)

キリクチ 首都大学東京・菊竹雪研究室 ヴィジュアル・コミュニケーション作品展

開催期間:2016年2月19日~27日

首都大学東京菊竹雪研究室では、社会構造の変化や文化認識、生産システムの変化など、さまざまな時代変動の中、どのような表現をつくり出せば、新しくかつ普遍的なヴィジュアル・コミュニケーションが生まれるか、ということをテーマに研究を行っています。

アイデンティフィケーション、広告、パッケージ、プロダクト、空間・環境など、メディアの領域を越えて、情報デザインの可能性について研究開発を行い、東京都のシンクタンクとして、その成果を社会に還元していくことを目標にしています。この展覧会では、大学院2年生・学部4年生の修了・卒業作品と大学院1年生の研究成果を展示発表しました。

PRAGUE BY NIGHT/石黒唯嗣写真展

開催期間:2016年1月9日~2月13日

石黒唯嗣氏がここ数年開催している、「~ By Night」シリーズはこの回ではチェコのプラハが題材となりました。東欧随一の世界都市、プラハのピュアで透明な空間が展示されました。

輪郭と余白/ランドスケープアーキテクト・大野暁彦展

開催期間:2015年10月17日~12月19日

大野暁彦氏は、千葉大学園芸学部で造園、建築、都市計画を学んで国内で実務を経験した後、2009年より文化庁新進芸術家派遣制度でオランダへ渡ってランドスケープを本格的に学びました。ヨーロッパでのさまざまなプロジェクトに携わった後、帰国して、現在ではランドスケープの設計事務所を主宰しながら、中央大学で助教を勤めるほか、武蔵野美術大学や早稲田大学芸術学校などでも教鞭を執っています。

この展覧会では、大野氏の実作の紹介を行い、ギャラリートークや大野氏とその友人たちによる国内外のランドスケープ報告会なども実施しました。

 

【フライヤーより】輪郭とは、あらゆるモノの様相を決めるものであり、それが何であるか判断する上で重要な要素である。大野は、ランドスケープデザインを通してさまざまなプロジェクトの中で、その敷地のもつコンテクストを捉え直し、その「場」にふさわしい新たな輪郭をデザインしている。一報、輪郭によって規定された空間に対しては、余白としてむしろ要素を最小限に留め、、空間利用の可能性を最大限つくり出そうとしている。

武蔵野の童と歳時記/瀧島浩二絵画展

開催期間:2015年8月31日~10月2日

瀧島浩二氏は、現在でも武蔵野の面影を残す新座に生まれ、そこで育ちました。古い武蔵野の住まい、そこで営まれた生活を描いた絵は、多くの方に支持されています。この展覧会でも、古い生活の空間を活写した絵を展示して、好評を得ました。

木でつくる歓び/保科章建築展

開催期間:2015年6月5日~8月8日

早稲田大学建築学科で池原義郎教授に師事し、大高建築設計事務所を経て池原教授の個人事務所で設計の実務についていた保科章氏は、木造の架構表現を得意としています。展覧会では遊行寺地蔵堂のほか、都市木造への提案を続ける「ティンパライズ」展に参加した際の作品などが出展されました。ギャラリートークも開催されて、多くの方々が保科氏のトークに聴き入りました。

なお、会場構成は当麻寺の伽藍配置を模して、その平面を下敷きにして配置されました。

アートギャラリー「チロルの森」が語る 絵本に描かれたすみか

開催期間:2015年5月7日~5月29日

「チロルの森」は、武蔵野の面影が残る平林寺の里、新座市にある市立第四小学校でボランティアたちの手によって運営されているギャラリーです。このギャラリーはジャンルにとらわれずにさまざまな作品を受け入れており、地域の小さな文化活動の拠点として、地元で芸術活動を行っている人たち、近隣にある高校や大学の学生作品についての発表の場となっています。

Gallery TENでは、子どもたちの知育をおおきな目的として運営されている「チロルの森」と、その活動を支える一方で子どもたちに読み聞かせを行っているボランティアグループと協働して、「絵本に描かれた人や、その仲間たちのすみか」をテーマとして厳選した絵本を、大人たちに紹介しました。

展示にあたっては、アトリエハルの協賛を得て、「アトリエハル建築展」で制作された会場の設営をそのまま使用させていただきました。

ひらく建築/アトリエハル建築展

開催期間:2015年3月7日~4月25日

アトリエハルは、二宮晴夫氏を中心とする設計事務所です。住宅の設計のほか、住宅分譲地の開発計画やランドスケープデザインも手がけています。展示にあたっては、外断熱住宅の手法として、構造化して露出する壁の木の架構を利用して棚を演出する、アトリエハルが得意とする表現をギャラリーに再現しました。また、開催中には、元象設計集団代表で建築家の樋口裕康氏、照明デザイナーの村角リーダー千亜希氏や写真家の北田英治氏など、アトリエハルと協働するさまざまな方々のトークイベントを開催し、多くの方々が来場されました。

「Landscape, Gardens, Man and Architecture/今永和利建築展」

磯崎新アトリエで建築設計に従事後、ロンドン大学でピーター・クックに師事した今永和利氏は、彼の地で建築よりもむしろ庭にインスパイアされて、帰国後は庭の風景を建築に取り込む工夫を重ねている。外と内を融合していく今永和利氏の展覧会は2015年1月9日~2月21日にかけて開催されました。会期中には、ギャラリートークも開かれています。

Venezia By Night/石黒唯嗣写真展

石黒唯嗣氏は、ここ数年、毎年「~ By Night」シリーズを発表しています。Gallery TENではじめての発表となる同シリーズは「Venezia By Night」でした。2014年11月24日~12月13日に開催されました。

建築がのぞむ/建築をのぞむ 戸室太一建築展

戸室太一氏の建築展は、2014年10月24日~11月22日にかけて開催されました。早川邦彦建築研究室やレンゾ・ピアノの事務所で設計を行ってきた戸室氏は、文化庁による〈新進芸術家海外研修制度〉によりポルトガルのアルヴァロ・シザの事務所へ3年間研修に派遣されています。この展示では、新作の幼稚園などを展示されました。

'ZERO'への招待 MARIO DEL MARE / ZEROPOD展示会

2014年9月30日~10月10日の期間で開催した、モバイルハウス〈ZEROPOD〉は、地球を傷つけないというコンセプトでした。総重量59kgで最大で大人22人を収容することができます。独自のフロート機構が設置する地面の傾斜に関係なく床面を水平に保つことができました。この展覧会期中は、30人あまりの方をお呼びして、MARIO DEL MARE代表でZEROPODの開発者・下平万里夫氏のギャラリートークも開催いたしました。

This is OSAMU MORISHITA/森下修・森下建築総研建築展

「〈用〉の美を求めて」というサブタイトルを付した、森下修/森下建築創建・建築展は2014年9月12日~9月26日まで開催されました。会期中は建築科はもとより家具デザイナーの藤江和子氏など、多彩な方々がご来訪くださいました。

オープニング展覧会:風景天/MAKOTO SUZUKI&Pupils

〈Gallery TEN〉のオープニング展覧会は、2014年8月1日(金)~9月9日(火)の開催期間で「風景天/MAKOTO SUZUKI & PULPIS」、建築家・鈴木恂とその教え子達9人が切り取った「風景」の写真展を開催いたしました。

 
Powered by Phoca Gallery